
2025年8月15日
同じ映画を9回見たことありますか?
110 views
こんにちは、webマ3課課長の佐藤です。
突然ですが…あなたは
同じ映画を
9回
見たことありますか?

私はあります。
というか今も更新中で
次10回目に行こうかと画策しております。
これだけ聞くと
めちゃめちゃ頭おかしいやつだと思われそうですが
実は9回も見る”ちゃんとした理由”があるんです。
理由①
見る回ごとにストーリーが変わる
”日本初インタラクティブ映画”だから

「???」って感じですよね。
この映画、実は見るたびに
ストーリーやエンディングが変わってしまう
日本初のインタラクティブ映画。
ストーリー分岐は48パターン(!)、
エンディングは7つあります。

なので、まだ見ぬエンディングを見たくて
映画館に通い詰めてしまうんです。
実際、私が9回見た中で、
ストーリーが全く一緒の回はありませんでした笑
こういう「その時にしかできない体験」を
販売するのって
マーケティングの
期限性・限定性という観点から見ても
ほんと効果的なんだなと実感しましたね。
理由②
ストーリーを決めるのはあなた。
上映中の投票結果でエンディングが変わるから

どの回でどのストーリーが見れるのかは
観客にもわかりません。
なぜならストーリーを決めるのは「スマホによる投票」。
観客の投票数が多かったストーリーで進んでいくので
一度とて同じ回などないのです。
体験に自分が干渉している、という
「ただの聞き手、観客ではなく
ストーリーに影響を与える参加者」
という立ち位置も
マーケティング的に理にかなってますよね。
(体験会でも、お客さんを巻き込んで
ただの聴衆ではなく”参加を真剣に悩む人”
というマインドにさせるのが成約に直結します)
あと、個人的に映画見ながらスマホいじるって
本来なら絶対NGな行為だと思うんですが、
そういう「未知の体験」ができるという意味でも
マジでおすすめです。
(ちなみに…アプリダウンロードの手順や
投票の説明が死ぬほど分かりやすいので
絶対に全人類参加できます)

・そんなインタラクティブ映画の正体って?
よくぞきいてくました。
映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』です。

とりあえず全人類見て。
▼ストーリー
(公式サイトからの引用、飛ばしていいです)
舞台はH歴。第3次世界大戦で人口の1/3が亡くなってしまった世界。
武力による戦争は根絶された。
勿論、そこには多大という言葉ではくくれない程の犠牲を払ったのだ。
野蛮な男に変わり、女性が覇権を握ることになる。
中王区と呼ばれる、男性を完全に排除した区画で政は行われるようになった。
そこで新たな法が制定された。その名もH法案。
人を殺傷するすべての武器の製造禁止、
及び既存の武器の廃棄。
しかし、それだけでは愚かな男性の争いは根絶されない。
なので、争いは銃ではなく
人の精神に干渉する特殊な【ヒプノシスマイク】にとって変わった。
このマイクを通したリリックには人の交感神経・副交感神経等に作用し
様々な状態にする力があるという。

つまり、言葉が力を持つことになったのだ。
そして争いに親和性のあるラップを使い、優劣を決する世界になった。
男性は中王区外のシンジュク・ディビジョン、シブヤ・ディビジョン、
イケブクロ・ディビジョン、ヨコハマ・ディビジョン等の区画で生活をすることになる。
各ディビジョン代表のMCグループがバトルをし、
勝った地区は決められた分の他の領土を獲得することができる。
これは、兵器ではなく言葉が力を持つことになった世界で
紡がれる男たちの威信をかけた領土バトルなのだ。
~~~ストーリーここまで~~~
・・・まとめると
武力が言葉に変わって
ラップで領土バトルしてるって思ってもらえたらOKです。
ちなみにこの世界は
男性は女性の10倍の税金を支払う女尊男卑。
なので男性の待遇を上げるためにも
みんな領土を奪い合い、
果てには日本統一して中央区をぶっ倒す、という
野望を掲げています。
そんな中、今回の映画は
「誰がこの国の政権を握るのを決める」
ラップバトルなので
実質上、このコンテンツ自体のエンディングになるわけです。

で、さっき言ってた
「ストーリーやエンディングが変わる」のが
ラップバトルの勝敗で
誰が勝ち上がるのかが変わるってことなんですね。
そりゃ・・・
推しに勝って政権握ってほしいですよね^^
これは実質選挙と一緒なので
マジで自分の一票の重さを感じられます。
推しに政権握ってもらうために
映画館に通うんですが、ほんと勝てるかは運なので
そのガチャ要素も楽しいのです^^

・推しが負けたら悲しくない?
悲しいです!!!!(大声)
でも…負け方もめっちゃかっこいいんですよ。
敗者はステージから去っていくんですけど、
勝者に駆け寄って勝利をたたえる人や
勝者に引き留められて、ぽつんと言葉を残して去っていく人、
キャラの個性が出てて素晴らしすぎました。

こういう細かい分岐は
新規向けというよりは
コンテンツのファン向け。
新規を取り込む画期的な”インタラクティブ映画”
と
既存ファンも楽しませる”細かい作りこみ”
が功を奏して
なんと興行収入15億超え!
この数字だけでも十分すごいんですが
スマホ投票マストという特殊な映画のため
上映館が限られてて
全国85館でしか上映されてないんです。
(ちなみにコナンの上映館数は522館!)
・まだ見れる?
見れます!!!
会社から徒歩10分の新宿バルト9ではまだ上映してます。
ただ2025/2/21公開の映画なので、
いつ打ち切りになるかわかりません。
興味がある方はお早めに!

渋谷、品川、池袋、横浜でまだ上映しているので
もしご興味のある方はぜひ
未知の体験をしてみるのはいかがでしょうか?
ちなみに私は7エンディングを網羅したのちに
推しが自分のディビジョンで勝ってるのを見たいがために
大阪まで行きました。
皆さんも一緒に狂いましょう!

(一応仕事に紐づけますと)
こういった未知の体験、経験というのは
本当に仕事に活きます。
特に最近は体験会販売が多く
お客さんにモノではなく体験を売る、
体験で感情を動かし商品を買ってもらうのが大事になってきます。
じゃあ、どんな体験を提供できるか?と考えたときに
王道の手技のデモ・ペアワークももちろん大事ですが
ちょっと新しいエッセンスを加えてみてはいかがでしょうか。
もしも見た方がいたら
推しディビジョンだけ教えてください♡