
2025年7月16日
モチベ0の営業から、モチベ120のデザイナーへ。― 飽き性の自分が、なぜかここまで続けてる理由
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飽き性・自信なし・営業モチベ0
どうも、デザイン部のしゃけです。今日はちょっと昔話をさせてください。
見出しの通り、社会人になりたての私は「飽き性・自信なし・モチベ0」の
ぽんこつ営業ウーマンでした。
そんな私が、気づけばデザイナー7年目に突入。
今では「趣味より続いてるし、アドレナリン出る」とか言ってます。
人生、どう転ぶかわかりませんね。
新卒営業、あきらかに向いてなかった
私は22歳のとき、新卒でIT系企業の営業に就職しました。
……が、まぁ見事に向いてなかったです。
毎日気まずいし、何を話せばいいのかも分からず、
「仕事ってこういうものなのか…?」と考える日々。

今振り返ると、営業という仕事そのものが悪かったわけじゃなくて、
単純に私と営業の相性があんまり良くなかったんだと思います。
会社側も新卒採用が初めてで、お互い「どうしたらいいんだ…?」みたいな手探り状態。
タイミングも環境も性格も、いろんな歯車が噛み合ってなかったなと。
おまけに、私の態度も悪かった。絶対に(笑)。
「仕事おもんない」とか言って、ふてくされてた記憶があります。
デザインの先輩見て「ずっとPC触ってんの…いいな」って思った
ある日ふと、社内のデザイナーさんがPhotoshopで作業している姿を目にしました。
それを見たとき、「あ、いいな〜。なんか楽しそう」と思ったんです。
ほんとにそれだけ。深い理由とかじゃなく、ただ「いいな」と。。

当時の自分は、営業で毎日気疲れしてて。社内を歩き回って、声をかけて、数字のことを考えて。
だからこそ、静かにPCに向かって“何かを作る”という働き方が、
すごく魅力的に見えたんだと思います。
イラストみたいなの描いてる〜いいな〜、って素直に思ったし、
そういえば子どもの頃も「絵描きになりたい」とか言ってたなぁ…
なんてことを思い出したりもして。
振り返ってみれば、今までの人生、何かを作ってるときがいちばん楽しかった気がします。
自分が作ったものが“かたち”になる仕事って、もしかして、合ってるかも?
そんなことを、ふわっと考え始めたのがこの頃でした。

自分も、ああいうの作れたら楽しいかも、と。。。
きっかけとしてはかなりライトだったんですが、
今思えばその時すでに、直感が働いてたんだと思います。
営業しながら、休日はスクール通ってみた
思い立って、休日にWebデザインのスクールに通い始めました。
平日は営業、土日はデザインという生活。今思えばかなりバタバタしてましたが、
「このままじゃまずい」という気持ちが勝っていました。
とはいえ、実務経験ゼロで転職は現実的ではなく……と思っていたら、
まさかの社内異動でデザイン部に。
「やった!」と喜んだのもつかの間、理想と実際の業務のギャップに打ちのめされて、
またモチベーションが下がるというお決まりの流れに。
このあたりで、「営業が向いてないとかいう以前に、人間として社会不適合なんじゃないか…」
みたいな気分にもなっていました。笑
27歳、ふと「このままじゃ一生つまらん」って思った
なんだかんだで中途半端な状態のまま1年が経ち、27歳の春。
ふと、「このまま“まあまあ”な仕事をずっと続けるのかな」と不安になりました。
……いや、まあ自分のせいなんですけども。
とはいえ何か変えたくて、とりあえず転職活動を始めました。
気づいたら社長と2人の制作会社にいた
結果的に入社したのは、社長と私の2人だけの小さな制作会社。
バナーもLPもWebサイトも、WordPress構築も、とにかく全部、自分ひとりで担当。
しかも当時の自分、実務スキルはほぼゼロで。
「わーどぷれす…?ぶろぐのやつ?」みたいなレベル感でした。

最初は当然きつかったけど、逆に「頼れる人がいない」っていう状況が、
変なスイッチを入れてくれた気がします。
逃げ場がないって、たまには悪くないのかもしれません。
ある程度負荷をかけたほうが結果が出るの、筋トレと一緒やなと思ってました(笑)。
5年目、ようやく余裕が出てきたと思ったら
社長と2人の制作会社に入って5年。仕事のリズムも整ってきて、
ようやく少しずつ余裕が出てきた頃でした。
「このままこの場所で、もっとスキル磨いていこう」と思いながら迎えた、6年目の年始。
新年最初のミーティングに、少し気合を入れて臨んだのを覚えています。
そこで開口一番、まさかの「会社を閉めます」宣言。

あまりに急すぎて、一旦「あ、そうなんですね」って返しちゃいました。
冷静に受け止めたつもりだったけど、
夜になってからじわじわ来て、「エッ?」ってなって。
「この会社の制作をこれからも自分が担っていくぞ」と思っていた矢先だったので、
衝撃も大きかったです。
遅れてきた動揺に身を任せ、その日のうちに転職エージェントに登録。
そこから怒涛の展開で、今の会社にご縁があり、入社することになりました。
まさかの出社生活、意外といけた
そこから今の会社に転職。
ちなみに前職はほぼ5年フルリモートだったので、
現職の“フル出社”スタイルには最初かなりビビってました。
あと久々の人込みと満員電車にちょっと泣きそうになりました。

「人と毎日話すって、どうやってやるんだっけ…?」みたいな。
でも、やってみたら意外とすぐ慣れたし、今が一番楽しいです。
1人でやってた頃は「自分には単独作業が合ってる」と思い込んでましたが、
今はむしろ、「脳みそって複数あった方が圧倒的に効率いいな」と実感してます。
考えを言葉にして共有したり、人の視点を取り入れたりすることで、
明らかに成長スピードが変わりました。
趣味より長く続いてるし、アドレナリン出るし
気づけばデザインを始めて7年目。
飽き性の自分がここまで続けているのは、わりと奇跡だと思ってます。
趣味より続いてるし、作ってると普通にアドレナリン出るんですよね。
そりゃ、やめられないわけです。
最初の「なんか楽しそう」が、全部のはじまりだった
仕事に絶対的な自信があるわけではないし、今も分からないことだらけです。
でも、「なんか楽しそう」と思って始めたあの日の直感は、きっと間違ってなかった。
あの時、なんとなくでも動いてみたことが、今の自分につながっていると感じています。