凄い人、その次に凄い人、頑張った人…お遊戯界隈っすか?(笑)

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内田成美

黒子のバスケという漫画を10年以上推しています

こんにちは!
WEBプロモーション事業部3課でセールスライターをしている内田と申します。

突然ですが、ホストクラブ業界で最近起きた“広告規制”の話、ご存じでしょうか?
「〇億円プレイヤー」「指名No.1」「神」「覇者」といった表現が、なんと使用禁止になったのです。

これに対して、一部のお店が「No.1 → 凄い人」「No.2 → その次に凄い人」「No.3 → 頑張った人」と看板を言い換えたことで、ネット上では 「これ、もはやお遊戯界隈でしょ(笑)」と話題に。

あまりに“ほのぼの”な言い換えに、ホスト業界のギラつきとは真逆すぎて、思わず笑ってしまいました。

でも、これって私たちにも無関係な話じゃないんですよね。

規制と表現力のはざまで生きる職業

そもそもホストクラブというのは、“非日常”を売る世界。
派手な言葉で「夢」を演出するのが商売の核です。
それが一転して“感想文のような言い回し”しかできなくなるとしたら……プロモーションの在り方自体が問われます。

これって、私たちが取り組んでいるメール作成にも通じる話だと感じました。
「言葉に制限がかかる」状況は、今や私たちのすぐそばにあるリアルです。
最近メール配信ではスパム判定回避のため「無料」「急いで・今すぐ」「魔法のような」「奇跡」といった表現はできるだけ使わないようにとルール化されましたよね。

当たり前のように使っていた売り文句が、逆に届かなくなる要因になってしまうというのはなかなか難しい問題だなと感じています。

かといって表現が弱くなっては意味がない。
「どう表現するか?」を、私たちは日々アップデートし続けなければなりません。

“言い換え”って、実は身近に転がっている

そんな中、ある日ふと小学校の先生をしている妹(実は双子なんです!)との会話で、ちょっと感動したエピソードがありました。

妹が担当した国語の授業で、「夏をオノマトペ(擬音語・擬態語)で表現しよう」という課題が出されたそうです。
すると子どもたちが、

・風鈴の音 →「チリンチリン」
・炎天下の暑さ →「ジリジリ」
・かき氷を食べる →「シャクシャク」

などと、“音”や“感覚”で夏を語り始めたのだとか。

これを聞いて、改めて「言葉って記号じゃないんだ」と思わされました。
直接「暑い」「冷たい」と言わなくても、音や感触を通じてその状況や風景を伝えることができる。まさに、制限を超えたクリエイティブの力だなと。

制限があるからこそ、言葉の力が試される

ライターの役目は、ただ制限を避けることではありません。
限られた言葉の中で、いかにメインが作り上げた商材の魅力を伝え、顧客の心を動かせるか。これは4月から3ヵ月にわたって走っていた小沢先生プロモのメールを書いていて一番痛感したことです。
たとえば「無料」という言葉の代わりに「ご負担なし」「プレゼント付き」という言い回しにするなど、トーンや言葉を少しずらずだけでも、印象や反応は変わってきます。
また、同じ内容のメールを送るにしても少し表現や見せ方を変えるだけでメールを受け取った側からは「新しい情報が手に入るかも!」と思ってもらえます。

強調・断定表現が使えないなら、体験・空気感・余韻など読み手の記憶や感覚に訴えかける文章で勝負する。表現を工夫して飽きさせない。
規制やルールが厳しくなると、「こんな表現もダメか…」とついネガティブな気持ちになってしまいがちですが、逆に考えれば表現力を試行錯誤できるチャンスでもあります。

日々の業務の中で、

・どうやったら興味を持ってもらえるか?
・どんなフレーズなら心が動くか?
・何を伝えれば行動してもらえるか?

これを真剣に考え続けることこそ、
セールスライターとしての醍醐味であると感じました。

最後に

ホスト界隈の看板騒動からはじまった今回の話題。
「頑張った人」という一見ゆるい表現も、
見方によっては“制限の中で最大限魅せる努力”だったのかもしれません。

私たちもまた、制限と戦うプロです。
でもその中で、もっと人の心に刺さる言葉を、もっと行動につながる表現を、追求していけたらいいなと思います。

言葉は、誰かの背中を押す力になる。
時に、顧客の未来を変える力にもなる。
これからも“凄い言葉”を探していきたいです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
私も “凄い人”になれるよう、これからも精進していきます(笑)

アイコン この記事を書いたレポーター

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